留学レポート(北京 中日友好大学生訪中団)
今回、私たちは日中国交正常化45周年を祝した学生間交流のため、北京に派遣される運びとなりました。このような機会をお与えくださった駐日本大使館、駐大阪総領事館、大阪市立大学国際センター、並びに尽力いただきました関係者の皆様に深く御礼申し上げたく存じます。
日本側としては総計500名が6日目の交流の場に居たのですが、関西分団は54名であり、私たち6名もこの54名の中で、各地を見学することになりました。様々な大学からの学生が集まっているわけでして、文系?理系非常に多彩な専門の学生とやり取りすることが出来、まずこの点で刺激を受けました。全員が初対面なのですが、気まずくなるような雰囲気もなく、最後まで和気藹々と過ごせました。
初日、関西国際空港に現地集合しまして、会議室にて出発式の後、余裕を持って飛行機を待つことになりました。やはり海外に慣れた学生が多いせいでしょうか、皆表情は硬くなく、支障なく搭乗手続きを済ませました。北京までは飛行機で約2時間半、往路は中国国際航空に乗せていただきました。北京首都国際空港に着きますと、その近代的かつ大規模な建築にまず驚きました。入国手続きの後、敷地が広いためピープルムーバ―なる列車に乗りまして、受託手荷物を受け取りに行くことになります。その後すぐにバスに乗せていただきまして、ホテルにて夕食をとりました。泊めていただきました東方飯店の方、清潔で気持ち良く過ごせました。部屋は他の大学生との相部屋になりまして、当初緊張しましたが、同世代ということもあり、すぐに打ち解けました。
2日目の午前中は、対外経済貿易大学の学生の方とグループワークを共にすることで交流することになりました。双方の国の学生生活などについてディスカッションするわけですが、日本側の学生には中国語学習者でない方もいますので、英語?中国語?日本語などを交えた、非常に国際色豊かなやり取りをすることになりました。彼らと別れたのち、午後には故宮附近を見学しまして、夕方には中国教育国際交流協会の方々も同席しての食事会を行いました。
3日目には、万里の長城の見学のため、早朝に出発しました。到着の後は自由行動を許されまして、聞きしに勝るその壮観を存分に味わいました。午後には天壇公園に参りまして、こちらもその壮大さに圧倒されました。夕方には前門大街という商店街に行き、皆ショッピングを楽しみました。
4日目は自由行動が許されまして、対外経済貿易大学の有志と出かけるグループもあり、皆各々の時間を過ごしました。
5日目には午前中に故宮内部、午後には頤和園に行きまして、その歴史を感じつつ、有意義に見学することが出来ました。夕方には京劇を鑑賞しまして、非常に感動的な内容で、印象的な時間でありました。
6日目は北京大学に行き、午前中は各大学でグループに分かれ、学生の方の案内でキャンパスを巡りました。博物館など、すばらしい設備に感嘆致しました。午後には学生千人交流会の方に出席いたしまして、伝統文化など様々な演目を鑑賞しました。夕方にはホテルに戻りまして、帰国に備えて皆早めの睡眠を心掛けたようです。
最終日は朝9時に出発しまして、余裕を持って空港に到着しました。復路の深セン航空の搭乗時間まで、ここでも皆各々ショッピング等楽しみました。搭乗時間が近づきますと何か非常に名残惜しいものを感じましたが、再度旅行等で来ることを願いまして、北京を離れました。
無理のない行程でありましたため、皆心地よく過ごすことが出来ました。向こうで得られました思い出の方、また折に触れて周りの方々に伝えていきたいと存じます。
前田 祥孝
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