2014年度 交換留学レポート(ドイツ ハンブルク大学)
文学部4回生 鵜塚 真生
待ちに待った念願の留学。初めてハンブルク大学のキャンパスに足を踏み入れた時、そこで見た各国からの学生たちの活気、飛び交うドイツ語、匂い、景色。全てが私の胸を高鳴らせ興奮を抑えきれなかったのを覚えています。今振り返っても、私がドイツで過ごした一年は自分でも驚くほどの挑戦と数えきれない人との出会いに溢れ、刺激的かつ有意義なものでした。
ハンブルク大学ではそれぞれ4月と10月から授業が始まり、現地での留学生向け授業ではヨーロッパやアジア各国から集まった留学生達が参加し、各自料理を持ち寄って自国の食文化を紹介するものや、ドイツ文学を演劇を通して表現するユニークな授業まで数多く展開されており、私も積極的に参加しました。特に、演劇コースでは発表に向けて夜遅くまで練習することもあり、熱く意見を出し合ったり食堂で一緒にご飯を食べたりと、練習を通してメンバー1人1人と深くて濃い付き合いが出来たのも、留学ならではの経験だったと思います。この他にも英語の講義やスペイン語などの多言語コースも広く提供されていて、ドイツ語はもちろんのこと、他の言語に興味のある人にもハンブルク大学は最高の環境だと思いました。
? (演劇コースでの発表) (演劇コースのみんなと)
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留学するにあたって、知っておくべき組織がハンブルク大学の留学生団体「PIASTA(ピアスタ)」です。毎週水曜には、ピアスタによる異文化交流パーティが開かれ、ビールや食べ物が無料で提供され、その他料理教室や博物館ツアーなどの定期的なイベントも開催されています。私はその中のミュージックバンドに入り、大好きな洋楽を歌ったり持ち寄った楽器を演奏することができ、言葉の壁を持たない音楽の素晴らしさを改めて実感しました。日本で有名なジブリの歌なども紹介し、ドイツの人々にも好評を頂けことは大変嬉しく思いました。
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(ミュージックバンド演奏) ? ? (ミュージックバンドのみんなと)
また大学の休暇が長いのも特徴で、夏には3か月近くもの休みがあります。ヨーロッパという陸続きの地にいるメリットを生かしたいと合計7か国を旅し、ひとり、街を自由に歩き回ることもしばしばでした。学生ならではといえる安いユースホステルを頻繁に利用し、そこで出会ったルームメイト達と意気投合して翌朝出かけたり、スペインで友達になった子に連絡をし、今度はイギリスで再び落ち合い一緒に観光したりと、日本では考えられないような出会いに恵まれました。これこそ私の旅の醍醐味です。周りでも休暇を使って積極的に他国へ旅行に出かける人がとても多かったです。
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(ユースホステルでの出会い)?
学生時代に海外で生活する貴重な経験ができたのは、他でもなく周りの人々の協力のおかげだと心から感謝をしています。どんな環境にも大胆に飛び込んでいける度胸が身についたドイツ留学。そこから学んだことを、今度は社会人として生かしていきたいです。留学前、自分も読むことの多かったこのような留学体験記を書く機会に感謝しつつ、私の報告は以上とさせていただきます。最後まで読んでいただきどうもありがとうございました。